ドイツ語には、時制が6つあります。
時制とは、「現在形」や「過去形」のように、動詞が表す時間関係を表すものです。
時制は、動詞の活用によって決まります。そのため、動詞のことをドイツ語では Zeitwort(時間語)と呼ばれることもあるそうです。Zeit(時間)+Wort(語)というわけですね。
ドイツ語における時制
それでは、ドイツ語における6つの時制を紹介しましょう。
1.現在
ドイツ語における現在形は、英語とは少し異なります。
例えば、英語では現在進行形というものを学んだと思いますが、ドイツ語にはありません。
ドイツ語では、現在進行形は現在形の範疇に入ります。
詳しくは、ドイツ語の「現在進行形」は「現在形」で表現しようで学びます。
2.現在完了
既に行われたことを表します。現在との関連がある過去の出来事に使われます。
3.過去
こちらも過去についてですが、現在とは切り離された過去について言及する際に使われます。
物語などで使われます。
4.過去完了
過去のある時点から見て、そのさらに過去に起こった出来事を表す時制です。
5.未来
未来を表す時制ですが、確実に起こるような未来の出来事については、ドイツ語では現在形を使います。
未来形では、推測のニュアンスがあるという点で、現在形とは異なります。
6.未来完了
未来のある時点から見て、その時点よりも過去に起きていると推測されることを表します。