今回は、「語幹の母音(幹母音) e が i になる不規則動詞」を学びます。
この不規則動詞も、不規則動詞①語幹の母音 a にウムラウトがついて ä になる動詞と同様に、全ての人称変化で e が i に変わるわけではなく、2人称単数(du)と3人称単数(er など)に限ります。
この種類に属する不規則動詞には、essen (食べる)や sterben (死ぬ)、sprechen (話す)などがあります。
essen「食べる」の活用表
「食べる」を意味する essen の活用は以下の通りです。
ich esse
du isst
er isst
wir essen
ihr esst
sie essen
essen では、2人称単数(du)の変化で、語尾が t のみとなることに注意してください(参照:規則動詞の人称変化の例外②)。
sterben「死ぬ」の活用表
「死ぬ」を意味する sterben の活用は以下の通りです。
ich sterbe
du stirbst
er stirbt
wir sterben
ihr sterbt
sie sterben
sprechen「話す」の活用表
「話す」を意味する sprechen の活用は以下の通りです。
ich spreche
du sprichst
er spricht
wir sprechen
ihr sprecht
sie sprechen
どうですか。
全て覚えるのは少し大変かもしれませんが、不規則に変化するのは 2人称単数(du)と3人称単数(er など)に限られますので、これらの活用に重点を置いて覚えましょう。
ここでご紹介した語は、いずれも使用頻度が高いものですので、使っているうちに覚えてしまう、ということもあるかもしれませんね。