ドイツ語の名詞が格によって変化するのは、「ドイツ語の「格」とは?ドイツ語学習に必須の「格の概念」」でも学んだ通りです。 ドイツ語で格変化するのは、人名などの固有名詞も含まれます。 今回は、人名がどのように格変化するのか学びましょう。 姓と名前(男性名と女性名)の格変化 名字と名前については、2格に -s をつけます。 例えば、Reuter という姓の場合、下記の通りとなります。 1格 Reuter 2格 Reuters 3格 Reuter 4格 Reuter どうですか。2格のみ変化するだけなので、簡単ですよね。 名前についても同様です。また、男性の名前であっても女性の名前であっても基本的には同じです。 1格 Karl 2格 Karls 3格 … [もっと読む...] about ドイツ語では人名も変化する 人名の格変化
ドイツ語文法(項目別)
ウムラオト(ウムラウト)の発音と入力の方法
「ドイツ語で使われる文字 ウムラウトって何?ßの発音は?ドイツ語のキーボード配列は?」でも説明したように、ドイツ語特有の文字にウムラオトがあります。 変音、変母音などとも呼ばれるもので、 「Ä, ä」(アー・ウムラオト)、「Ö, ö」(オー・ウムラオト)、「Ü, ü」 (ウー・ウムラオト)の3種類あります。 これらは、それぞれ「A」、「O」、「U」とは発音が異なります。 それでは、どのようにウムラオトを発音すればよいのか、1つずつ説明します。 「Ä, ä」(アー・ウムラオト)の発音 「Ä, ä」は、3つのウムラオトの中で最も簡単です。 「エ」、もしくは「エー」と発音するだけです。日本語の「エ」よりも、若干口を開き気味にすると良いでしょう。 「Ö, ö」(オー・ウムラオト)の発音 「Ö, … [もっと読む...] about ウムラオト(ウムラウト)の発音と入力の方法
ドイツ語の形容詞 述語・付加語・副詞としての用法
ドイツ語の形容詞は、主に3つの用法で使われます。 「述語」としての使われ方、「付加語」としての使われ方、そして「副詞」としての使われ方です。それぞれ「述語(的)用法」、「付加語(的)用法」、「副詞(的)用法」などといわれることもあります。 これら3つの用法のうち、述語的用法や副詞的用法については分かりやすいのですが、問題は付加語的用法です。かなりややこしくなります。 その理由も含め、それぞれの用法について概要を説明しましょう。 形容詞の述語的用法 まずは述語的用法です。述語として使われる形容詞、とはどういうことでしょうか。 例えば、「美しい」という意味の形容詞 schön … [もっと読む...] about ドイツ語の形容詞 述語・付加語・副詞としての用法
複合動詞とは
ドイツ語の動詞には、「複合動詞」と呼ばれるものがあります。 これは、動詞の前に前綴り(まえつづり)がくっついてできた動詞です。 複合動詞の例 例えば、ankommen(到着する)という動詞がありますが、この動詞は kommen(来る)という動詞に an という前綴りがくっついてできたものです。 このように、複合動詞は、元となる動詞の前に前綴りが付け加えられてできているのが特徴です。 分離動詞と非分離動詞 上述のように、ドイツ語の動詞には複合動詞というものがありますが、この複合動詞をさらに「分離動詞」と「非分離動詞」に区別することができます。 例えば、先ほどの kommen をベースにした複合動詞には、ankommen と bekommen があります。 ankommen … [もっと読む...] about 複合動詞とは
「決定疑問文」の作り方と語順 ja(はい)か nein(いいえ)で答える疑問文
疑問詞を使った疑問文を「補足疑問文」というのに対し、疑問詞を使わない疑問文を「決定疑問文」といいます。 決定疑問文とは、その文に対する回答が ja(はい)か nein(いいえ)で答えるような疑問文のことです。 例えば、以下のようなものです。 こういった質問に対しては、ja もしくは nein のいずれかで答えることになるのが分かりますね。 こういう風に答えるような疑問文を決定疑問文というわけです。 決定疑問文の作り方と語順 決定疑問文では、疑問詞がない代わりに、定形(動詞)が文頭に置かれます。 上に挙げた例文をもう一度見てみましょう。 定形である haben … [もっと読む...] about 「決定疑問文」の作り方と語順 ja(はい)か nein(いいえ)で答える疑問文